油処理とその方法

油処理の重要性について

家庭で排出される油は適切に処理する必要があります。油は、そのまま下水に流した場合には河川を汚染するだけでなく、配管内に油がこびりつき詰まりの原因にもなります。油が汚染の原因となる理由としては、油膜となって水面を覆ってしまうことにあります。また粘度が水よりも強いため、生物に対して悪影響を及ぼすことになります。また油が狭い排水管内に入ることで、そのほかの物質と絡み合うことにより粘着性のある塊となり、それが詰まりの原因になります。また大量の油が下水に入り込んださいに、下水上での処理能力が低下しますし、河川に流出した場合には河川の生物に対して重大な影響を与えます。また集合住宅などでは排水のつまりのは他の部屋にも影響を及ぼすことになります。

油処理剤の種類について

油を適切に処理する方法として油処理剤があります。油処理剤といっても業務用と家庭用がありますが、仕組みはほぼ同じものです。油処理剤の仕組みとしては油を超微粒子に乳化分散させるというものです。油はそのままでは油同士が繋がり合い、油膜を形成しますが、この状態では自然による浄化が進みにくく、さらに粘着性があるため、物体に付着しやすい性質があります。油処理剤では、油膜を形成できないように微粒子化することで、自然による浄化を進めることができます。またこの状態であれば、下水に流した場合でも粘着することがありません。一方で、家庭用の油ではその消費量が少ないため、固形化する油処理剤も販売されています。固形化された油は可燃物として処理することができます。